状況に合わせて使い分けよう!マンション買取と仲介の違いと選択基準を分かりやすく解説
更新日: 2023.01.26目次
マンションの売却するとき、不動産仲介会社に依頼して買主を見つけてきてもらう「仲介」という方法と、不動産会社に直接売却する「買取」という方法があります。
この二つの違いを正しく理解することで、自分はどちらでマンションを売却すれば良いのかが分かるようになります。
納得のいく不動産売却のためには必須の知識ですので、ぜひご覧ください。
結論:早く売りたいなら買取、高く売りたいなら仲介
まずは、仲介と買取の違いについて確認してみましょう。
特に差が大きいのが、「売却までの期間」「売却金額」です。
例えば、相続したマンションで、荷物がそのままになっているけれど片付ける暇がなく、できるだけ手間なく早く売りたい、という場合は買取が向いているでしょう。
一方、売却はゆっくりで良いなら、できるだけ高く売れる可能性のある仲介の方が向いているかもしれません。
どちらが良いかは、それぞれの状況によって異なります。
次の項目からは、仲介と買取についてそれぞれをもう少し詳しく解説します。
マンション買取とは
「買取」とは、不動産会社があなたのマンションを直接買い取ることです。
このような不動産会社は、多くの場合、リフォームをして再販売することを目的に買取をしています。
マンション買取のメリット
「買取」のメリットは、すばり「早期の現金化が可能」、「プライバシーの確保」、「買取りの幅が広い」の3点です。
メリット1:早期の現金化が可能
マンション買取は、不動産会社が直接買い取るため、間に不動産会社が入らず、売却活動もありません。
そのため、不動産会社と売却条件について合意ができれば、早期に現金化させることが可能です。
様々な事情により、売却期限が決まっていたり、まとまった金額がすぐに必要、といった場合には大きなメリットになります。
メリット2:プライバシーの確保
「買取」の場合、実はプライバシー確保の観点からも有利に働きます。
販売活動を行わないので、ウェブサイトやチラシによって売却活動中であることが周囲に知られることはありません。
また、内覧の負担も最小限に抑えることができます。
通常の内覧では、部屋をより良く見せるために清掃をしたり、照明や室温に気を使ったりすることも多いです。
しかし、不動産会社の買取査定のための内覧ではそのような対応は必要ありません。
それは、リフォームをすることを前提にしていることが多いためです。
設備を再利用できるかどうか、交換が必要か、眺望はどうか、といった視点で見ているので、部屋が散らかっていても、照明やエアコンがついていなくても問題ありません。
メリット3:買取りの幅が広い
「買取」の場合、業者はどのような不動産であれ、大抵の場合は値段を付けて買取ってくれます。
そのため、「我が家は、ちょっと特殊な仕様にリフォームしちゃったけど、買い手が付くかどうか心配だ。」という方や、「ペットがいて壁紙がボロボロなのでこのまま売れるか分からない..」という方にもおすすめです。
マンション買取のデメリット
マンション買取にはデメリットもあります。
デメリット1 売却金額が相場より低くなってしまう
「マンション等を買い取ってくれる不動産会社は、慈善団体ではなく営利企業です。
すなわち、買取によって利益を当然ながら求めてきます。
皆さんから買取ったマンションは、リフォームを施して別の希望者に転売することが大半です。
リフォームにかかる費用や、売却にかかる人件費など、費用がかかります。
その上で利益を出さなければならないため、相場より低い価格で買取をせざるをえないのです。
デメリット2買い取ってもらえない場合もある
マンション買取をしている不動産会社は、それぞれ買取物件の基準を定めていることが多いです。
耐震性に問題があったり、違法建築などの場合は買い取ってもらえない場合もあります。
仲介とは
「仲介」とは、売主である皆さんと買主であるお客さんとの間に、不動産会社等の業者が立入って仲介することです。
この場合は、業者等は直接皆さんのマンション等を買付けるのではなく、あくまでも売主と買主の間に入り、交渉や契約を行います。
それでは、この「仲介」のメリットとデメリットとを順番に見ていきましょう。
仲介のメリット
「仲介」のメリットは、「買主を広く探すことができる」「売却価格が低くならずに済む」ことです。
「仲介」においては、業皆さんのマンションの取引き価格がどのような値になろうが、不動産業者の利益にさほど影響がでません。
そのため、必然的に売却価格は、不動産市場の相場価格に近くなり、結果的に「買取」の場合より高くなることが大半なのです。
仲介のデメリット
「仲介」のデメリットは、「現金化までに時間を要する」、「内覧等が必要」、「ずっと売れない場合もある」、「仲介手数料が必要」の4点です。
デメリット1:現金化までに時間を要する
「仲介」の場合、マンションの購入価格を決めるのは、一般人である買主です。
このお客さんである買主と売主である皆さんとが幾度と話し合い等を行い、双方が納得いく形の金額で売買が成立します。
これら話し合い等に時間を要してしまうことが多く、結果的に現金化までに時間を要してしまうことになりがちです。
デメリット2:内覧等が必要
買主が決まるまで、何度も内覧の対応が必要です。
清掃などの準備にかかる負担や、休日を空けていなければならないという時間的負担もあります。
デメリット③3:ずっと売れない場合もある
「仲介」の場合は、そもそも購入希望者が出現しないことには進みません。
お部屋の状態が極端に悪かったり、売出金額が高すぎたりすると、ずっと買主が現れないこともあります。
デメリット4:仲介手数料が必要
「仲介」によって売買が成立した場合、仲介してくれた業者に対して「仲介手数料」を支払う必要が生じてきます。この手数料は、法律で上限が決められています。
例えば、3,000万円で物件を売却した場合の上限は
3,000万円 × 3% + 6万円 =96万円+税 になります。
仲介手数料早見表で、大体の目安を確認しておきましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。「買取」と「仲介」の大まかなイメージは得られたのではないかと思います。
もし現在マンションの売却を検討していて、買取か仲介かで迷っている場合は、一度仲介会社にも、買取会社にも問い合わせて、査定をしてもらうことをおすすめします。
双方のメリット・デメリット、査定額を見比べて、納得のいく選択をしてください。
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