【単身者向け】マンション購入を後悔する5つのケースとおすすめの売却方法
更新日: 2023.01.26目次
独身の方による分譲マンションの購入数が増加傾向となり、にわか活性化した産業となりつつあります。
2005年には『おひとりさま』という言葉が流行語大賞にノミネートされるなど、1人でのライフスタイルの見直しがされて久しいところですが、さらに近年のコロナウイルスの流行により『おうち時間』も注目を浴びています。
おうち時間の充実に向けて、あらためて住まいの重要性が見直されたことにより、独身の方のマンション購入も活性化しているのかも知れません。
一軒家や分譲マンションといった不動産の購入は、人生の中でも大きな買い物となるため 、できるだけ後悔はしたくないものです。
ここでは、事前に知っておきたい単身用の分譲マンション購入によって後悔しやすいポイントを重点的に解説します。
単身用マンションについて
単身用マンションとは、主に1人で生活することを目的としたワンルーム(または1LDK)の部屋で構成された建物を指します。
最近では、独身女性が購入することも多くなったことから、ミストサウナや浴室乾燥機など 、女性の一人暮らしを充実させる設備を備えた単身用マンションも増加しています。
コロナ禍でマイホームの需要が向上
コロナウィルスが流行したことによりテレワークが浸透しました。
また、旅行のみならず、そもそもの外出が気軽に行えなくなったことから、自宅での生活を充実させるため、マイホームの需要が単身用マンションだけではなく、ファミリータイプや一戸建ても含めて、全体的に向上の一途をたどっています。
またテレワークを意識した間取りとして、畳1~2畳程度の書斎スペースを設けたプランも人気となるなど、住まいに対する需要の傾向が少しずつ変化してきたことも見て取れます。
世界情勢の影響による価格高騰の傾向
2008年に発生したリーマンショックにより、バブル期からの価格低下に拍車をかけるように、不動産の価格は底値まで落ち込みました。
その後、2015年頃より日銀による金融政策をうけて、緩やかな上昇カーブを描くようになりましたが、世界情勢の変化により一気に値上がり傾向となります。
ロシアによるウクライナ侵攻の影響は、様々な業界にダメージを与えていますが、不動産業界も同様に資材不足が顕著となり、全体的な価格高騰の要因となっています。
頭金なしの長期ローンが流行
少し前までは、マンションを購入するには頭金の支払いが必要であり、ローンは最長の35年借入するというのが一般的でしたが、最近は金融機関同士の競争も激化しており、様々な住宅ローンが登場しています。
特に注目されているのが、住宅ローンの借入期間を35年以上とした、フラット40やフラット50といった超長期ローンです。
また定年退職の引き上げに比例するように、返済年齢も緩和されておりフラット50であれば80歳まで借入することが可能です。
もちろん、支払期間が長くなることにより元金の返済額が下がるため、利息も多くなりますが、月々の支払金額を大きく抑えることができることは魅力の1つです。
こうした超長期ローンの誕生により20代、30代の住宅購入も増えつつありますが、住宅価格の高騰と需要増、そして超長期ローンの誕生は少し危険な組み合わせである予感もします。
独身者によるマンション購入で後悔しやすいポイント
独身時代に分譲マンションを購入する事は、快適で豊かな住まいの確保として大切です。
一方で、独身のうちに分譲マンションを購入したことにより、後悔しやすくなるポイントがあるのも事実です。
後悔しやすいポイントを、事前に理解しておくことにより、さらなる充実したマンションライフを過ごすことができるかもしれません。
ライフスタイルの変化
独身のうちに分譲マンションを購入して後悔する、大きなポイントはライフスタイルの変化 でしょう。
大きな話となりますが、人生とは予想どおりにはいかないものです。
マンションを購入したときに、思い描いていたライフスタイルと、現実が異なってしまうことも、人生においては当然かもしれません。
予期せぬ変化に直面した結果として、単身用のマンションを購入したことが良かったのか、と振り返り考えることもおきるでしょう。
独身ではなくなった
単身用マンションを購入し生活をしていくなかで、結婚することにより、世帯人数が増加することで、生活するには手狭になることがあります。
購入するときには『私は一生独身で生きていく』と思っていても、いつの間にか恋愛をしていて、いつの間にか結婚するのも自然なことです。
また、今の世の中において『結婚』に拘ることはなく、心許せるパートナーと巡り会い、一緒に暮らすことも考えられます。
こうしたライフスタイルの変化は、歓迎すべきものですが、そのときになって「もう少し広い物件にしとけばよかった」と後悔しやすいのも、また事実です。
転勤や転職により勤務地が変わった
近年においては、転勤という仕組み自体が見直しされていますが、ほかにも転職などにより、勤務地が変わってしまうこともあります。
それにより、現在の住まいから通うことができない場合は、転居する必要が発生します。
転居することになれば、現在の住まいは売却するのか、一時的に賃貸として利用するのか、 どちらかの選択になるでしょう。勤務地の変更により、せっかくのマイホームから離れるというのは、後悔するかも知れません。
テレワークをする場所がない
コロナウィルスの流行にともない、テレワークが推奨されるようになり、自宅で勤務する機会が多くなりました。
youtubeやブログ、調べもの程度であれば部屋の片隅や膝の上でも可能でしたが、1日働くとなると机と椅子がなければ、肩や腰が悲鳴をあげてしまいます。
金銭的な負担はさておき、この机や椅子を置くスペースがないことも、単身用マンションのサイズ感であれば、よくあるパターンといえます。
近隣トラブル
近隣とのトラブルは単身用マンションだけではなく、ファミリータイプのマンションでも一戸建てでも発生する問題となっています。
特に同じ敷地内で生活するマンションにおいては、入居者のマナーも含めてトラブルとなりやすいともいえるでしょう。
独身の場合、生活リズムが様々
子どもがいる世帯であれば、生活リズムは子どもに合わせたものとなりやすく、夜早く寝て朝も早く起きるというパターンとなります。
しかし、独身者の場合は、夜更かしをしても自己管理の問題となり、生活リズムが様々となりがちです。
そのために、夜間に音楽を聴いたり、テレビを見たり、また時には洗濯をしたりするなど生活音を出すことがあります。何気ないことであっても、当事者ではない近隣住民からすると騒音に感じることがあります。
ほとんどの住民が寝静まる深夜帯の音は、意識せずとも気になるものでしょう。
ワンルームは投資による賃貸化も
ワンルームタイプのマンションは、ファミリータイプと比べて投資における利回りが良いため、投資運用されていることも多くあります。
この投資運用というのは、実際には投資家が購入し賃貸経営することで利益を生み出すことが一般的であり、結果として持ち家としてではなく賃貸入居者が存在することになります。
賃貸として借りている人と、分譲として購入している人とでは、建物に対する意識が異なるのは当然ともいえます。
そのため価値観が異なる入居者間において、トラブルが発生するケースも少なくありません。
支払いが苦しくなる
分譲マンションを購入するということで、毎月住宅ローンを支払う必要が発生します。
さらに見落とされやすいのが、分譲マンションにおいては、金融機関に対する住宅ローンだけではなく、毎月の管理費や修繕積立金も必要となります。
こうした費用は管理組合が定めている金額であり、入居状況や建物の劣化状況、また過去の維持管理計画により、増減する可能性があります。
ほとんどの場合において、金額は増加すると考えておくべきです。
収入が減ってしまった
支払いが苦しくなる原因としては、リストラや雇用満了による退職や収入自体が減少することです。
当初の支払い計画に基づいた収入を得ることができなくなった場合、住宅ローンを含め各種支払いが苦しくなります。
昨今の不況下において収入が大幅に増加するケースは、あまり見込みがないため、一度減少してしまった収入を立て直すというのは容易ではありません。
税金が予想より高すぎた
またマンション購入の費用だけではなく、不動産を所有することによって固定資産税などの税金を支払う必要があります。
税金の支払いについて、購入時に不動産会社の営業マンが、詳細まで説明するというケースは意外と少ないようで、当初の資金計画の中から見落とされやすいものとなっています。
そのため、実際に請求がされてから、支払いに困ることも。
資産価値の低下が早い
単身用マンションは、利回りが良いため定期的に建設されています。
そのため新築マンションの総数が多くなり、一方で築年数が経過したマンションは需要が一気に落ち込む傾向にあります。
需要が落ち込むと、資産価値も低下することになり、結果として単身マンションにおいては資産価値の低下が早いともいえます。
単身マンションは利用の幅が広い
このように後悔しやすいポイントが多い単身用マンションですが、購入をして生活をしていく中で問題などが発生し、住み替えを検討する際に、賃貸化しやすいという側面もあります。
すぐに売却して資金確保する必要があるという場合は別になりますが、そうでなければ賃貸として運用し利益を得やすいのも単身マンションの特徴です。
メリットとデメリットだけではなく、資産価値や資産運用の側面も含めて検討することで、住まいの見え方が変化します。
売却するときは買取もおすすめ
もし単身用マンションを売却する場合は、不動産会社に査定を依頼し、仲介ではなく買取を実施するのもオススメです。
この買取は購入者となる買主を探すものではなく、不動産会社自らが買主となり物件を購入する制度です。
そのため査定金額に問題がなければ、そのまま売買契約の手続きに移行することが可能なため、スムーズな取引が可能となります。
仲介と比較すると、買取の場合は金額が少し安くなる側面はありますが、ストレスがなく現金化まで早いというメリットは、単身用マンションの売却においては重要な利点といえます。
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