慌てなくても大丈夫!転勤の「持ち家」問題に悩むあなたへ贈る5つの判断軸
更新日: 2023.03.07目次
この記事を読んでいる方には、転勤が決まって、持ち家をどうするか悩んでいる方も多いはず。
中には、突然、思いがけず転勤が決まってしまい、不安な方もいるでしょう。
この記事を読んで分かること
- 迷ったときに確認する5つの判断軸
- 4つの選択肢のメリットデメリット
それではさっそく見ていきましょう。
5つの判断軸
それでは、早速5つの判断軸を見ていきましょう。
単身赴任するか迷っている場合
まずは、そもそも単身赴任かどうかを迷っている場合の判断軸です。
単身者の方や、もう家族みんなで引っ越すことが決まっている方は、次の賃貸にするか売却するか迷っている場合からお読みください。
【判断軸1】家族のライフスタイルを変更できるか
住む場所が変われば、ライフスタイルも変わってしまします。
パートナーの仕事や、子どもの学習環境を変更することは可能ですか?
家族の気持ちもしっかり確認しながら、ベストな選択を探ってください。
【判断軸2】金銭面にお得な方はどちらか
単身赴任で手当が出る会社もあるでしょう。
寮や社宅のある会社であれば、単身赴任した方がお得な場合もあるでしょう。
特に、転勤期間も決まっている、という場合はお得な方を選んでも良いかもしれません。
賃貸に出すか売却するか迷っている場合
ここからは、家族みんなで引っ越すことを決めた場合の、「持ち家どうする」問題です。数ヶ月程度のことであれば空き家にしておいても良いでしょう。転勤が数年に渡るのであれば、賃貸に出したり、思いきって売却すると言う選択肢もあります。
【判断軸3】また住みたいか
今の自宅に、愛着がある方も多いでしょう。また住みたいと考えているならば、とりあえず賃貸に出してみても良いかもしれません。売ることはいつでもできます。
【判断軸4】自宅に他人が住むことに抵抗はないか
賃貸に出すということは、言うまでもなく、他人があなたの家に住むということです。
今はないキズや汚れができてしまうことは大いにあります。
気持ち的に、そのことを許容できるかどうかも判断軸になります。
【判断軸5】投資用物件として価値が高いか
気持ちも大切ですが、損得で考えるのも大切です。
もし、あなたの自宅の立地がよく、需要のあるエリアにある場合は賃貸に出してみるのも良いでしょう。
ずっと所有していても良いですが、賃料収入を得ながら、良いタイミングで売却することで利益を最大化することもできます。
逆に、そこまで需要が見込めなさそうで、かつ売却もアリかもと考えている場合は、今のうちに売却しておくことも手です。
需要が少なく、築年も経過してしまったマンションは高い価格で売却することが難しいです。
負の資産になってしまわないよう、手放しておくことも考えましょう。
ちなみに、遠方からでもマンション売却は可能です。
内見は仲介会社がしてくれますので、いちいち対応する必要はありません。
希望に近い価格で売れるまで、ゆっくり売却を進めることも可能です。
ここまで、迷った時の判断軸を紹介してきました。
持ち家をどうするか、少し見えてきましたか?
次からは、選択肢ごとのメリットデメリットを紹介します。
転勤の際、持ち家に関する4つの対応方法
転勤の際、持ち家をどうするべきか4つの選択肢について詳しく解説していきます。
(1)賃貸にする
持ち家を放置したままにしておくと、建物はどんどん傷んでいってしまいます。
転勤の期間中に賃貸にすることで、家賃収入を受け取りながら、持ち家の維持管理も賃借人が行ってくれます。
特に住宅ローンを利用している人からすると、家賃収入でローンの支払いを補填できるのは大きなメリットといえるでしょう。
注意点としては、賃貸期間についてです。
賃貸として人に貸してしまえば、所有者とはいえ急に退去させることは難しいです。
転勤が2年間など、具体的に決まっていればいいのですが、急に転勤が終わって戻ることになったらどうでしょうか。
せっかくの持ち家は賃貸中なので、退去手続きが完了するまで、別で住まいを探さなくてはならないケースもでてきます。
持ち家を賃貸にする場合、家賃収入という金銭的なメリットがある反面、持ち家の取り扱いに制限が発生することに注意しておきましょう。
【メリット】
・家賃収入を受け取れる
・建物の維持管理を入居者にしてもらえる
【デメリット】
・転勤期間の変更に対して対応が難しい
・賃貸中の売却がしにくい
(2)売却する
持ち家を売却すれば、転勤中の維持管理の負担もなく、売却した資金が手元に入るケースも多く身軽に転勤ができます。
将来的に転勤が終わった際、改めて住まいを探さなくてはなりませんが、長期間転勤される場合、家族構成や収入も変化している可能性があるので、状況に合わせた住まい探しができます。
住宅ローンを利用している場合、ローンを完済できるかがポイントになりますので、転勤前にスムーズに売却できるか一度査定しておくのが良いでしょう。
もし、住宅ローンを売却代金で返せない場合、手出しで不足分を賄う必要があります。
そのため、売却を選ぶ際には、比較的金銭的な余裕があり、長期間の転勤を予定している方にとってメリットが大きいといえるでしょう。
【メリット】
・持ち家の維持管理が不要になる
・売却代金が受け取れる
・転勤の期間に対して柔軟に対応できる
【デメリット】
・将来、家を探す手間がある
・ローンが残った場合、手出しで完済が必要
・不動産売却に関わる諸費用が発生する
(3)親族・身内に管理を任せる
持ち家の近くに両親や兄弟が住んでいる場合、管理をお願いするのも方法の1つです。
管理人のように常駐するわけではなく、月に1回から2回、持ち家に来て頂いて郵送物の確認や室内の手入れをして頂くことになるので比較的頼みやすいのではないでしょうか。
家を管理会社に依頼するよりもずっとコストを抑えられますし、ずっと放置しておくより持ち家の劣化を防ぐことができます。
とはいえ、親族は不動産管理のプロではないケースがほとんどですので、何をしたらいいか具体的に打ち合わせしておくのが良いでしょう。
・室内の清掃
・郵送物の確認対応
・上下水道やガスの利用(凍結・悪臭予防)
・庭の手入れ(戸建て・庭付きマンションの場合)
上記が一般的な管理対応になります。
親族との関係にもよりますが、無償で依頼するのか、手間賃としていくらか支払うのかもきちんと確認しておくことで親族間のトラブルも防げるでしょう。
【メリット】
・転勤の期間に応じて柔軟に対応できる
・第三者に使われることがない
【デメリット】
・信頼できる親族が近くにいないと難しい
・管理は素人なので不具合が起きる可能性がある
・きちんと打ち合わせをしないと親族間トラブルに繋がる
(4)単身赴任する
転勤といえば単身赴任というイメージの方も多いのではないでしょうか。
単身赴任であれば、家族が持ち家に住んで管理ができますし、外部へ依頼することもないので手間暇はかかりません。
ただし、勤め先の転勤に対する補助の有無にもよりますが、転勤先と持ち家との二重生活のため、生活費や住居費が家計を圧迫する可能性があります。
また、家族と離れての生活になりますので、家族間での話し合いをしっかりする必要があります。
【メリット】
・家族の生活環境が変わらない
・管理面の心配がなくなる
・手間がかからない
【デメリット】
・家族で離れ離れになる
・生活費、住居費の負担が増える
転勤が決まったら不動産会社に相談しよう
実際に転勤が決まった場合、どの選択肢がベストかを判断するのは簡単ではありません。
「具体的に、持ち家をどうしたらいいんだろう・・?」
「売るのと、賃貸に出すのはどちらがお得なんだろう・・?」
転勤という大きな節目で後悔する選択はしたくないですよね。
転勤が決まったら、売却なのか、賃貸なのか、不動産会社に早めに相談しておくのがおすすめです。
この場合、売買、賃貸を両方扱える不動産会社に依頼するようにしましょう。
早めに相談を始めることで、落ち着いて2社〜3社に相談ができれば、判断の選択肢が増えることで、後悔しない選択に近づけることができます。
よくある質問と答え
転勤の時、持ち家の対処方法としては何がありますか。
大きく4つの対処法があります。
- 賃貸にする
- 売却する
- 親族・身内に管理を任せる
- 単身赴任する
転勤の時、持ち家を賃貸に出すメリットは何ですか。
- 家賃収入を受け取れる
- 建物の維持管理を入居者にしてもらえる
転勤の時、持ち家を賃貸に出すデメリットは何ですか。
- 転勤期間の変更に対して対応が難しい
- 賃貸中の売却がしにくい場合がある
一つ目については、1年定期借家契約にするなどの対応によってある程度はコントロールすることができます。
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