マンション売却は内覧時のイメージが重要!?印象をアップの方法と注意点を解説
更新日: 2023.03.13目次
売却中のマンションに購入希望者が現れると、内覧を実施します。内覧は、マンション売却を成功に導く重要な活動のため、購入希望者に少しでも好印象を与える工夫を施す必要があります。
とはいえ、「イメージアップにつながる内覧対応が分からない…」と不安を抱いている売主も多いのではないでしょうか。
本記事では、マンション売却を成功に導くための内覧対応方法や注意点を解説します。マンション売却を検討している方や内覧を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
内覧の基礎知識
マンション売却が初めての方の中には、内覧についてよく理解できていない方も多いのではないでしょうか。最初に、内覧について理解を深めましょう。
内覧申込から対応までの流れ
マンション売却時における内覧申込から対応までの流れを説明します。主な流れは、次のとおりです。
- 購入希望者から不動産会社に内覧申込の連絡が入る
- 不動産会社から売主に内覧希望の連絡が入る
- 内覧準備
- 日程を調整し内覧実施
売主は、不動産会社から内覧希望の連絡が入ったら、準備にとりかかります。しかし、連絡が入って一から準備するのは、結構な労力が必要です。可能であれば、売却に出した直後から徐々に準備を進めると良いでしょう。
内覧に要する時間
内覧に要する時間は、2〜3時間ほどが目安です。とはいえ、購入希望者次第で所要時間は変わるため、内覧の前後に別の予定を組むのはおすすめしません。
特に、マンション売却の場合、室内だけでなく共用部も慎重に見たいという方が多くいます。購入希望者からの要望にできる限り応えられるよう、余裕を持ったスケジュール調整を心がけましょう。
また、申込から直近の日にちを指定される場合もゼロではありません。いつ内覧申込が入っても対応できるよう、事前準備を整えておきましょう。
マンション売却を成功に導く事前準備5選
次に、マンション売却を成功に導く内覧の事前準備を5つ紹介します。しっかり準備を整え、満足のいくマンション売却を実現しましょう。
室内の清掃を徹底する
一見、きれいに見える室内でも、お風呂の排水溝を開けたら髪の毛がたくさん詰まっていた、キッチンのシンクに生ごみが放置されていたといった状態では、イメージダウンにつながりかねません。
浴室やトイレ、キッチンといった水回りをはじめ、窓や扉の手あか、ベランダサッシの砂埃など見えにくい汚れを徹底的に取り除き、イメージアップを狙いましょう。
また、ハウスクリーニングを実施するのも一つの方法です。清掃する時間が取れない方や、掃除が苦手な方もプロの手を借りれば簡単に室内をきれいにできます。
不用品を処分する
室内に不用品が多いとごちゃごちゃした部屋に見えてしまい、イメージダウンにつながりやすくなります。
新居で使う家具家電は、住み替え先に移したり、年季が入っているものは思い切って処分したりしてできる限り、室内のものを減らしましょう。
におい対策を実施する
室内に染み付いたにおいは抜けにくいため、内覧の数日前から対策を講じると良いでしょう。特に、ペットを飼っている方やタバコを吸う方は、念入りに対策する必要があります。
消臭方法は、内覧対応日の2~3日前から無臭の消臭スプレーを室内に撒き、数時間換気するのがおすすめです。また、内覧当日は約束した時間の数時間前から窓を開放し続け、室内の空気がこもらない工夫を凝らしましょう。
不具合は隠さない
内覧準備の際、壁のキズや床のへこみといった室内の不具合を隠してはいけません。もし、隠したまま売却し成約後に不具合を隠したことが明るみに出た場合、買主から損害賠償請求される恐れがあります。
不具合による値下げ交渉が不安なら、不動産会社の担当者に相談しリフォームを実施するか検討しましょう。ここでポイントとなるのは、売主側で単独行動しないことです。
売主側で勝手にリフォームやDIYを施してしまうと、かえって買主が見つからなくなったり、値下げ交渉を持ちかけられたりする可能性が高まります。
ホームステージングを活用する
ホームステージングとは、売却中のマンションの部屋を家具や照明、観葉植物などで彩り演出する方法です。ホームステージングを実施することで、購入希望者がマンション購入後の生活をイメージしやすくなり、売却促進につながるメリットがあります。
空き家物件に彩りを添えて欲しい場合や、物件のさらなるイメージアップにつなげたい場合は、ホームステージングの活用を検討すると良いでしょう。
マンション売却における内覧の注意点
最後に、マンション売却における内覧の注意点を紹介します。内覧は、物件の印象はもちろんのこと売主の対応も非常に大切です。以下で紹介するポイントを意識して、早期成約を目指しましょう。
照明や空調に配慮する
内覧の際は、明るい照明を設置したり、カーテンを開けて自然光を取り込んだりして、室内が明るくなる工夫が大切です。特に、玄関やトイレ、窓がない個室などは暗くなりやすいため、十分配慮しましょう。
また、内覧者が不快な気持ちにならない空調を心がけるのも重要です。室温が高すぎたり、低すぎたりすると見学中に体調不良を起こす方もいるため、注意しましょう。
どのような質問にも正直に答える
購入希望者の中には、ネガティブなことを質問する方もいます。たとえば「住んでいて困ったことはありますか」「同じ階にトラブルのある住人はいませんか」など、売主が答えにくいことを質問する方もいるでしょう。
とはいえ、マンション売却を成功させるためには、どのような質問にも正直に誠意をもって答えるよう努めるべきです。あいまいに返答したり、嘘をついたりするとトラブルの元になります。
ネガティブな質問にも「朝エレベーターが混雑していて困った」「自分からみるとトラブルになる住人はいなかった」と言い切って回答すると印象アップにつながるでしょう。
口約束で契約を交わさない
内覧の対応が良かった、物件を気に入ったといった理由から、口約束で契約を取り交わそうとする購入希望者もいます。しかし、口約束で交わした契約はトラブルの元になるため、明言は避けるべきです。
また、契約締結だけでなく値下げ交渉や設備交換、リフォームに関することも、その場で答えを出さず「検討して回答します」と受け答えすることをおすすめします。
気安く「10万円くらいなら値下げできます」「古い設備は交換します」などと言ってしまうと、後で、言った言わないとトラブルになる可能性が高まります。
もし、しつこく口約束を迫られ売主側で対処できない場合、営業担当者に話を振って助けを求めましょう。
内覧者が見学しやすい環境づくりに努める
売主は、物件内覧者が見学しやすい環境づくりに努める必要があります。売りたい気持ちが先行するばかりに、内覧者の後ろをついて回っていちいち設備や内装を説明したり、内覧者のみで行動する時間を作らなかったりしてはいけません。
一通り室内の説明が終わったら「後は好きに見学してください」と伝え、内覧者のみで室内を見る時間を作りましょう。
また、内覧者が自由に行動するときは、売主を常に視界に捉えられている状況が理想的です。売主と内覧者の距離が遠すぎてしまうと、内覧者は質問があったときに売主を見つけられず困ってしまいます。
売主がすぐに見つからない場合、売る気がないといったネガティブなイメージを持たれやすいため、注意しましょう。
内覧でよくある質問
Q1. 立ち会いは必要ですか?
居住中の場合は立ち会いをお願いします。
空室の場合は、鍵をお預かりして、担当者のみで対応することが可能です。
Q2.ペットがいても大丈夫ですか?
購入検討者の中には、犬や猫が苦手な方もいらっしゃいます。
可能であれば、一時的に別の場所に連れ出していただくかケージの中に入れていただくことをおすすめします。
Q3. 現在空室なのですが、通電しておいた方が良いですか?
お部屋の様子が分かりやすい、という観点から電気はついた方が良いですが、必須ではありません。
明るい時間に内見をしたり、担当が照明を持参して対応することが可能です。
Q4. 内覧後に価格交渉があったら応じるべきですか?
価格交渉は必ずしも応じる必要はありません。
売主様の許容できる範囲内であれば応じ、そうでなければ応じない、という判断で良いです。
ただし、判断のために、譲れない価格をしっかり決めておく必要があります。
また、交渉については、ご希望に応じて仲介担当が対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
Q5. 内覧のときに綺麗にしておいた方が良いのはどこですか?
水回りは生活感が出やすいため、できる限り清掃しておきましょう。
Q6. 部屋の形が特殊なのですが、対策はありますか?
三角形や不整形間取りの場合は、ホームステージングが有効です。また、現在家具を工夫しておいているのであれば、その様子を見せることも有効です。整形の間取りより価格は下がってしまう可能性がありますが、工夫すれば家具も綺麗に配置できる!と感じさせることができれば、「コスパの良い物件」としてすぐ申し込みが入る可能性があります。
まとめ
マンション売却を成功に導くカギは、内覧時の印象といっても過言ではありません。そのため、売却に出した直後から、いつでも内覧に対応できるようスケジュールを調整し、室内の整理整頓を実施しましょう。
また、内覧は物件の状態だけでなく売主の対応も重要です。一つひとつの部屋の特徴やアピールポイント、室内設備などを説明したら、その場を去り内覧者が自由に見学する時間を作ることをおすすめします。
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